微笑の庭が○○の庭に その10 出会い
亀井勝一郎の「微笑について」を、私は今まで何度
読んだのだろうか。この名文に出会い、塾での国語
の教材に25年以上ずっと利用させて頂きました。
もちろん授業では、私が朗読しました。
ほとんど文章を見なくても、次々と美しい文字の連な
りが浮かぶようになりました。中宮寺のお庭のイメー
ジがどんどん膨らみました。
アムネスティの講演会を知るきっかけは、インター
ハイの応援で奈良に行った事です。その奈良行きを
私に与えてくれたのは、A君です。5年前に、私の中
学時代の友人のN君から、紹介されました。
もし、私がN君と出会っていなかったら、A君とは
決して出会う事はなかったのです。
40年以上も前に、今回の奈良行きは仕組まれてい
たのでしょうか?いや、奈良でインターハイが開催
される事など、40年以上も決まってはいないでしょ
う。また陸上部の顧問の先生、コーチの方々のご
指導がなければ、またチームのメンバー、後輩達、
もちろん彼らを支えているご家族・・・・・。考えれば
きりがありません。
そして、もしホテルで奈良と奈良漬けについて熱く
語る売店の女性に出会わなかったら、唐招提寺で
の数々の素敵な体験、庭砂の掃き模様、また御影
堂の砂の波を守る庭師の心意気。鐘楼と鼓楼の関
係に気付いた事、新宝殿での三体の御仏、・・・これ
らの素敵な出会いや体験は決してありません。
イメージであろうが、人であろうが出会いが出会いを
生むのです。
学生の時、国文学の最初の授業で井上謙先生は大
きく黒板に「邂逅」を書かれ、「人生は邂逅である」
ということを熱く熱く語られました。
今、やっとその意味が深くわかりました。
「人生は邂逅の連鎖であると」
























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