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カテゴリー「映画・テレビ」の8件の投稿

2009年3月 5日 (木)

落花流水 ファン・ジニ18回「空白の舞譜」より

 らっかりゅうすい(落花流水) 

「散った花が水に流される。美しい花も散ってしまえ

ば悲しいばかり。」

この言葉を聞いて、私はその続きには、

「散らない花はない。」「すべての花は散る。」

「散った花も美しい。」、いや「散りゆく花こそ美しい。」

などといった想いが根底にありそうな気がしました。

そして、この点において、韓国の思想も日本の思想

も全く区別など出来ないと思いました。

以前成山画廊で開催された、松井冬子さんの絵画

展では、3ヵ所にユリの花が活けられていましたが、

そのすべてが枯れていました。開催最終日でした

ので開催初日からずっとそのままだったのでしょう。

葉は萎れ、白い花は茶色に変色していました。

普通なら、とっくにゴミ箱にポイと捨てられてしまう

状態なのに。特に幽霊図の前の花瓶のユリの花は

ものすごく存在感があり、哀しいほどに美しかった。

散りゆく花、枯れゆく花の美しさを知ってしまった

私はそれ以来、家で花瓶の花が枯れても、なか

なか捨てられなくなってしまいました。

ハラリと花びらが落ちる瞬間などは最高にスリリ

ングです。

そういえば主人公ミョンウォルの師であるペンム

が崖の上で最期の舞「鶴舞」を踊り終えた後、崖の

下の方を三羽の鳥とその鳥影が映像の斜め右上

から左下に飛んでいたのは偶然でしょうか。

それとも演出なのでしょうか。

2007年10月 1日 (月)

デスパレートな妻たち

  NHKで週末の深夜放送されていた、アメリカ

のテレビドラマの「デスパレートな妻たち」2部

が終了しました。

初めてこの番組を見た時、そのあまりの醜悪

に、NHKがこんな番組を放送してもいいのか、

NHKも堕落したなと感じました。

 その番組の前に放送されていた、韓国ドラ

春のワルツ」において、非情な運命の中で

漂流し、悩み、苦しむ、しかしそれでもなお必死

に生きてゆく人たち。また東洋人特有の相手へ

思いやりに深く共感します。

そして、そのすぐ後に「デスパレートな妻」です

から、その余りの落差(格差)《 もしかしたら本当

の意味の格差という言葉の使用法かも》に

ビックリしてしまいます。

NHKの公式サイトによりますとデスパレートは

せっぱつまった、がけっぷちの、絶望的なという

意味だそうです。

desperateを辞書で調べてみると

a desperate illness    重病

a desperate criminal   凶悪犯

be desperate for money  お金がほしくてたま

 らない

desperate efforts to win 勝利への執念

とても強い言葉ですね。

内容は殺人を軸に話が進んでいくばかりで、

殺伐としています。この番組の危険なところは

、親しくあるべき隣人間において、暴力、殺人が

簡単に実行されている事です。

このような番組を見て育てば殺人が日常の行為

として、無意識にたたき込まれてしまうでしょう。

デスパレートな国のデスパレートなドラマです。

2007年7月16日 (月)

ジーン・シモンズ

 ハムレットと黒水仙、このブログでも登場して

る、私の大好きな映画です。実はこの2本の

映画両方出演している俳優がおります。

すぐ分かった人は相当の映画マニアです。

その人の名は「ジーン・シモンズ」。

ハムレットではオフィーリア、黒水仙では

シスター・ルースを演じています。

まだご覧になっておられない方のために

彼女の役柄、その演技についてはまだ記し

ません。この2作で共通している行動?がある

のです。

監督は違うのに、なぜ?きっと彼女のどこか

に、その行動をさせたくなる何かが秘められて

いるのだと思います。私にはまだわかりま

せん。

でもとにかく素敵な俳優です。

2007年4月 2日 (月)

そして黒水仙

 最近の航空機や原発の事故・事故隠しに私は

うんざりしてしてしまい。精神的に低レベルとなり

何もやる気がなくなってしまい、何も考えない、

考えたくない日々が何日かありました。本当に

情けないです。そんな時に映画「黒水仙」を見まし

。泣きました。おもいっきり泣きました。すると

何もしない自分、何も出来ない自分ががどこへ

行ってしまい、今までいや今まで以上に力がわいて

きたのです。不思議ですね。カタルシスですかね。

黒水仙とユング心理学 その3

 この映画こそ映像美という言葉がぴったりする

映画はないと思います。何かホッとする色が作品

全体に散りばめられています。いや時々、ドキッと

してしまう色もあります。それが何かはここでは言

わない方がいいと思います。数学の素敵でわくわく

する問題の答えを先に聞いてしまうようなものです

からね。多分私はこの映画を最初はモノクロで、2回

目はカラーでそして今回もカラーで見ました。

最初の時は高校生の頃でしたから、デボラ・カーの

美しさとシスター・ルースの最期の場面しか覚えて

いませんでした。2回目の印象は全くありません。

そして今回やっとこの映画が解ったのです。

いい映画は一回や二回見ただけではわからない

ものですね。今回は録画してありますので、疑問を

感じた部分は何回も再生して考えることが出来ます。

この映画のテーマは「心理学と色彩」現在の私には

このように思えます。

2007年4月 1日 (日)

黒水仙とユング心理学 その2

 シスター・ルースの変化はまるで、ユング心理学

でよく登場するイブ・ホワイトからイブ・ブラックへの

変身を連想させます。映画ではホワイトからレッド

なのですが。もしユングがこの映画を見ていたら、

手をたたいて喜んだでしょう。もちろん見たかも知れ

ませんが。

シスター・ルースの心と行動の変化は決して彼女

自身が決定したものではない。確かに誤解もある

でしょうが、周囲が彼女の心を傷つけてしまって

いる場面が何ヶ所かあります。もちろん映画ですか

らそのようにストーリイを設定しているのでしょう。

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2007年3月30日 (金)

黒水仙とユング心理学 その1

 先日番組リストに「黒水仙」という文字が目に入り

出勤前だったのですが、つい見てしまいました。

前回見たのはは30年以上ほど前です。

前回ではデボラ・カー演じるシスター・クローダー

に殺意を抱いたシスター・ルースは悪女という短絡

的な見方しか出来ませんでした。しかし今回は彼女

をそんな精神状態に追い込んでいったのは周囲で

あり、本来は極めて純粋な人間なのだ、という事に

気づいたとたん、私の心が彼女感情移入してし

まい、彼女がかわいそうで、かわいそうでならなく

なってしまい、胸は苦しくなり、涙は出るはでとても

これから仕事に行ける状態ではなくなってしまいま

した。店長に連絡し、「映画を見て感動しすぎて仕

に行けそうにないので休ませて下さい。」と連絡

ようかと一瞬思いましたが、そんな事できません

よね。

すると映画のラストシーンで、シスター・クローダー

がデイーンと別れる画面で、彼女が彼に握手しよう

として手を差し出した時に、彼は手の平ではなく

彼女の手の甲を包むよやさしく握りました。

それを見てなぜかホッとし仕事に出かけることが

出来ました。

2007年3月18日 (日)

あの人に会えた その1

 あの人に会えたのです。

これで3回目なのですが、今まで以上の感動です。

前回に会ったのはは20年以上も前でした。

その人の名は「ローレンス・オリビエ」

3月16日に衛星放送のあるチャンネルで「ハムレ

ト」が放送されました。重厚なモノクロ映像、

役者の演技力、音楽、構図すべてが最高レベル

です。ただ現代人には会話が多すぎて、退屈にな

ってしまうかも知れません。しかし、その言葉の

一つ一つは珠玉の数々です。また今回字幕を翻訳

された金丸美南子さんの文章は原文に忠実で、

しかも日本語としてもとてもきれいでした。

この映画を見ると見ないとでは人生が変わってし

まいますね。