大ばくち みぐるみぬいで すってんてん
満州映画協会理事長だった甘粕正彦の辞世の句
「大ばくち みぐるみぬいで すてんてん」
この『大ばくち』の意味を私は、関東軍が満州国を
利用しての大陸支配だと、ずっと思っていました。
ところが、3月19日の日本テレビの番組「女たちの
中国」の中で、甘粕正彦の秘書をされていた
伊藤すま子さんの語る言葉は、今まで私が抱いて
いた甘粕正彦に対するイメージを全く違うものにし
てしまったのです。
「彼は中国人の人もすごく大事にしたので、
中国の人にも評判はよかった。
嘘、でたらめ、言い訳が大嫌いでした。」
もしかしたら、彼は、五族協和いや民族協和、
万族協和による世界平和を心から願っていた
のではないでしょうか。
中国人も日本人も一緒に楽しんだ、という満映の
運動会での3枚の写真に写っている彼の笑顔は
本物だと思います。
知らない事は罪かもしれません。
しかし、知ってしまう事も、そして知りながら何もし
ない事も罪なのかもしれません。
また、知らせない事、知ろうとしない事は
もっともっと、罪かもしれません。
山口淑子さんが番組の中で次のように語っておら
れました。
「なんて自分は愚かだったんだろう・・・
なんでこういうフィルムに喜んで出ていたんだろう。」
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現在の彼女に、このような言葉を語らせてしまう
なんて、歴史は残酷です。
私はここで思考停止です。
戦後生まれの私には、語る資格がないような気が
します。


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